1.23.2016

「YOU ARE THE BEST」を数えながら泳ぐ



久しぶりに泳げた。最高に気持ちいい。


これからも、ほぼ毎日2Km泳げるかは、私が朝何時に起きるかにかかってる。

ラッキーにも、家のすぐ近くのプレーノ市営プールは、朝5時からラップスイミングできる。だから、朝4時半に起きればいい。。。と言うは簡単、行うはちょっと難し。

クリスマスの頃、娘に朝4時半に起きて、朝泳ごうと思ってるって話したら、「マミー、それって、9時か10時には寝るってことよ〜!」って、呆れ返っていた。"She rolled her eyes!" 娘は私のことをよく知っている。(苦笑)

当分の間リズムが整うまで、毎日泳ぐのは無理がありそうだけど、せめて週2回位は泳ごう。


娘がキンダーの時に作ってくれたプラスティックビーズのネックレス。ド派手なピンクやパープルやらのは外して「YOU ARE THE BEST」と21個のビーズを繋いだのを、いつもプールに持って行っている。

プールは25ヤード幅だから、2往復で100ヤード、その度に、ビーズを一つ右から左へずらす。これを繰り返すこと21回=2100ヤード。

泳いで身体は軽くなり、「You are the best!」と子供に応援されてるようで、元気も出てくるというもの。



1.22.2016

ニューヨーク、冬の週末

もう2週間前のこと。。。


午前中は撮影があるとかで、息子が忙しかったので、会社の人に勧めてもらったWhitney Museumに行ってみた。

Highlineの南の端というロケーションもさながら、なんとも心地よい大きさで、モダンアートなのにゆったりとした気持ちで時を過ごせた。

展示された中で目を引いたのは、どう見ても3D Printerで作られたと思えるこの作品。私の好みではないけれど、どうやって作ったのかなで興味をそそられた。

それにしても、土曜日だったこの日、私はWhitneyにオープンの10時30分に着いて、すんなりとチケットを購入し、十分ゆっくりアートを楽しめたけれど。。。

息子が待ち合わせにやってきた1時頃と来たら、多分100人以上の人が、雨模様のニューヨークの寒さを堪えながら、ビルの外で辛抱強くチケットを買う順番を待っていた。

週末に行くことがあれば、前日までにオンラインで購入しておくことをお勧めしたい。


その後、前述のルーズベルトアイランドに出かけた。


翌日、ニューヨーク最後の日は、雨模様の日曜日。息子はバンド4曲目のレコーティングでスタジオに詰めていた。とか言うと、かっこ良く聞こえるけれど、彼らはまだまだ駆け出しで自転車操業中。頑張っているようで、バカなこともやっていて、青春だな〜と思う。

という訳で一人だったので、泊まっていた所から近くて、気になっていた40thにあるNew York Public Libraryに足を運んでみた。DCのLibrary of Congressも意外な驚きがあったから、もしかしたらここもとワクワクしながら。

やはり、エジソン当時に設置された電灯(シャンデリアと言うべきか)がそのまま使われているなど、由緒、趣が至る所に感じられた。

ちょうどdocentが率いるグループを見つけたので、ジョインし、歴史の話などをふむふむと聞く。でも、このボランティアのおばさま、「今日は調子が悪いのよ〜」と、時折、歴史上の人の名前が出てこない。

これが数回続いた後、グループの中にいたまだ若いカップル(アジア系の女性とユダヤ系っぽい男性。両方共、賢そうで粋だった)の女性が、時折、小声で手助けならぬ、声助けを始めた。聞き耳をたてていると、彼女たちも普通の見学者なのに、詳しいこと。それで、調子をなんとか取り戻したおばさまは、最後まで御役目を果たせてハッピーそうだった。めでたし。

最後におばさま曰く、「この図書館のマップルームは素晴らしいのよ。今日は日曜で、残念ながら閉まっているけれど、また必ず週日に戻ってきなさい。マップルームに行くだけでも価値があるから。」

マップ大好き人間の私は、「えええ〜!この数時間後に飛行機でテキサスに戻るんですけど〜。。。」「まあ、仕方ない。この次のお楽しみとして取っておこう。」と心のなかでやり取りしながら図書館を後にした。


1.18.2016

コーネル大学が建設中の、初の高層住宅パッシブハウス(passive house)

Cornell Tech's Residential Highrise
Passive House on Roosevelt Island
年始に仕事でしばらくニューヨークに行っていた。

週末に時間があったので、末息子の光希とおデート。

行き先は、マンハッタンとクイーンズの間にあるルーズベルトアイランド。ここに、コーネル大学のコーネルテックが、高層のパッシブハウス(Passive House)を建設中だ。

パッシブハウスは、(特に空調に)使うエネルギーが極端に少ないのに、快適でヘルシーな生活ができる建物の建設基準で、ドイツやドイツ語圏のスイスを中心に取り入れられている。(私のスイスの友人宅も、多分そうじゃないかなと思う)

他のこの類の基準に比べて、パッシブハウスは、建てる過程の点数よりも、建った後の実際のパフォーマンスを重視している。

コーネルテックが建ているのは、この基準に基づいた、初の高層住宅ビルだ。

僅かなエネルギーで快適に暮らせる建物を、最初から設計して建てれば、ネットゼロにするのに必要なクリーンエネルギーもわずかで済む。

"Dah..."って思うだろうけれど、アメリカでは、そういった建物づくりは今やっと受けいられるようになったばかり。これからメインストリームになっていくと私は信じているし、このコーネルの努力にエールを送りたい。

工事現場の横の歩道には、桜並木があった。満開の頃はきれいだろうな。。。

イーストリバーの向こう岸の国連を眺めながら、南端まで息子と歩くと、オープンで心地よい緑のスペースがあり、その先には、ルーズベルト大統領の顔のでっかいレリーフが。目線の位置で、まっすぐに見据えるように配置されていて、よくある銅像と違い迫力を感じた。

帰りは赤いトラムカーに乗って(MTAのカードがあればフリー)、上空から建設現場とイーストリバーを眺めながらマンハッタンに。

ご飯を食べてから、5thアベニューのユニクロに行き、息子にヒートテック類をいろいろ買ってあげる。遅いクルスマスプレゼントだけど、これでマンハッタンの冬を元気に闊歩してくればうれしい。レジで、「ミドルスクールに戻ったみたい」って、ちょっとはにかんでいた。一応独り立ちしているものの、まだかわいいものだと思う。