私はクリーンテック・リエゾンです。クリーンなテクノロジーやエネルギーが、もっと早くもっと広く普及するお手伝いをします。
かなり以前から興味はあったものの、本腰を入れなかった理由の一つは、理系を学んでこなかったので基礎も専門知識もなかったから(今から思えば言い訳に過ぎませんね)。それでもとにかく本やネットを読みまくり、グループやセミナーに参加して話を聞きまくり、オンラインコースを取ったりしてきました。長い間、何度読み直しても内容がよくわからなかったり、その時はわかったつもりでもしばらく経つと記憶が薄れていたりということもしばしばありました。専門家のプレゼンを聞いているうちに、途中から話が頭の上を素通りしてしまっているのに気づいたこともしょっちゅう。一番困ったのは、相反する意見を聞くとどちらも一理あるように思え、じゃ自分はどっちを支持するのか、でなければ他に意見があるのかと自問した時に、答えに詰まることがよくあったことです。
特にエネルギーに関しては、政治、経済、環境問題に温暖化をまとわりつけた愚論がはびこり、わかりづらいばかりでなく、たまにはうんざりしてシャットオフしてしまいたくなることもありました。(温暖化と聞いただけで耳をふさぎたくなる人いませんか?)それでも懲りずに読み続けていると、うすうすとパターンが見えてきて、そのうちにどの情報をどの程度信頼できるのかだんだんわかるようになってきたのです。そして、どの意見に賛成できる、賛成できないとしたらどうしてかが言えるようになりました。
私は昔から独学することが多かったので、この方法があっていたのだろうと思います。ただ、今はまさにエネルギーのターニングポイントです。私達の力で平和に将来を大きく変えていける好機です。だから、もっと多くの人に、理系の知識があろうがなかろうが、早くきちんと基本を理解(understanding the principals)してもらえたらと願います。ビッグピクチャーがクリアにわかったら、ビジネスや技術畑にいる人も、消費者もどうしたら良いのか方向が見えてくるはず、と思うのです。
waitbutwhy.com |
ティムが記事の前書きでも引用してる「知識の木」の話を少し借りるなら、私の学び方は、「木」を見たこともないのに、林の中を地面だけ見ながら歩き回ってあちこちでいろんな枝や葉っぱを拾い、見つけた切り株の上にそれらを繋げていって「木」を作ってみたようなもの。
ティムのは「木」の中に飛び込み、枝や根の端まで行ってみる。あちこちの先の先まで行ってみると「木」がどんなものかわかってくる。そしてそのアウトラインを誰にでも見えるように描いてくれるのです。
少し長いですが、ティムのオリジナル記事を是非読んで見てください。私も日本語でスラスラ説明できるようになりたいので、彼の記事を今後数回に分けて、掻い摘みながら(翻訳ではありません)まとめてみようと思います。
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