7.12.2015

エネルギー、車、テスラと変える世界 ---6

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以下は、このリンク先の記事 http://waitbutwhy.com/2015/06/how-tesla-will-change-your-life.html を私が勝手に解釈して書いています。オリジナルの内容にできるだけ沿ったつもりですが翻訳ではありません。


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エネルギーストーリー(その5)


事実2)大気中の二酸化炭素量の増減に伴って、気温も上下する。

掘り出した氷床コアから、科学者は今までの二酸化炭素の量の変化ばかりでなく、気温の変化も調べることが出来ます。下はその結果をグラフにしたものです。(上の青線が気温、下の緑線は二酸化炭素量)



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関連は明らか。。。そしてその理由はいたってシンプル。というのも、二酸化炭素はグリーンハウスガスだから。野菜など作るグリーンハウスを覆うガラスやビニールは、一旦通した太陽エネルギーの大半を外に出さずに閉じ込めてしまうので、中を暖かく保てるのです。大気中にある化学物資の幾つか(グリーンハウスガス)も同じ働きをします。大気を通って入ってきた太陽エネルギーが、地表や海面を反射して大気の外に出る前に、グリーンハウスガスに弾き返され、大気中をあちこち動きながら広まるので気温が上がります。

火星の平均気温は−55ºC (−67ºF)。とても快適とはいい難いですが、人が生活するのに何とかなる範囲です。火星の大気は地球より薄いので、太陽エネルギーは反射された後簡単に逃げ出すことが出来ます。それに比べて、なんと金星の平均気温は462ºC (864ºF)。まさに地獄です。どうして金星はこんなに熱いのか?理由は二酸化炭素です。金星の大気は厚く、二酸化炭素が地球の三百倍も含まれているので、熱が閉じ込められてしまうのです。水星は金星よりも太陽に近いので、平均気温はもっと高いだろうと思うかもしれませんが、反対です。水星には大気がないので、日中は金星と同じくらいまで温度が上がりますが、夜になると凍りつくほどまで冷えます。一方、金星は夜になっても日中と変わらず気温は下がりません。熱が大気にこもってしまっているのです。

地球も同じように、大気中の二酸化炭素が増えると気温が上がるのです。では、どれほど上がるのでしょうか?産業革命以前に比べると、地球の平均気温は既に1ºC弱上がっています。もちろん今でも二酸化炭素の量は上がり続けているので、ほとんどの科学者たちは今後も温度も上がり続けると見ています。国連が後援しているIntergovernmental Panel on Climate Change (IPCC)は、世界中の専門科学者1300人で構成される気候変動に関する政府間パネルです。ここが出したレポートに、複数の独立した研究所がそれぞれ今後どう気温が変動するか予測したデータがあります。二酸化炭素を今のままの状況で出し続けたとしたら、気温はこう上昇するというのです。



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ほんの少数ですが、中にはこれらの予測は大げさすぎるという声もあります。大気中の二酸化炭素が増えて気温が上がると、海面や地表からの水の蒸発が促されて、大気中の水蒸気が増えます。実は水蒸気もグリーンハウスガスの一つなので、これが気温の上昇を促し、そして、また蒸発を促して水蒸気を増やし、このサイクルが延々と続くことになります。大気中の水蒸気が二酸化炭素排出量の影響を倍増させるというフィードバックループです。大げさだという人たちは、このフィードバックループがなければ、二酸化炭素増加による気温の上昇は半分か3分の1だと言うのです。でも、そう言う人も、二酸化炭素が増えると気温が上がるという基本点は認めています。

では、どれだけ気温が上がると、どんな影響があるのでしょうか?


事実3)少し気温が上がっただけで、とんでもないことになる!

18,000年前、地球は20世紀の平均気温より5ºC低かったことがわかっています。その頃、カナダやスカンジナビアはすべて、イギリスやアメリカの大半も、800メートルの厚さの氷に覆われていました。5ºCの差はそれほどの威力を持つのです。



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一億年前は、今よりも6ºC〜10ºC高かった時代です。当時は、南極や北極にも椰子の木が茂り(?)、氷河などどこにもありませんでした。海水面は今より200メートルも高く、こんな輩が徘徊していました。



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ということは。。。今の気温からあまり外れないで、限られた狭い範囲内に収まっていた方がいいってこと。



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でもそんなもんじゃなくて、実はもっと危うい状況なんです。まず、平均気温が壊滅的に上がらなくても、壊滅的な大惨事は起こりえます。例えば、平均気温が3ºC上がるのに、日々の最高気温がもっともっと高くなることは当然ありえます。もし、ほんの一日でも、58ºC(138ºF)になったとしたら、今ある作物や動物の殆どは死んでしまうでしょう。。。

それに、惑星の最低温度は絶対零度−273ºC (−459ºF)なので、そこまで下がり得ることを考慮すると、5度の差(地球の北半分の大半が分厚い氷で覆われていた時代と今の気温差)は、10%ほどの違いに思えますが、実はわずか1.5%にしか過ぎないのです。温度範囲全体からみると、私たちが慣れ親しんでいる気温は、本当にデリケートなバランスを取りながら保たれている、狭い範囲内にあることがわかるでしょうか。



先にも言ったように、平均気温は産業革命前に比べて1ºC近くまで、上がりつつあります。(IPCCは現在の上昇値は0.86ºCとしています。)科学者たちは、何度上がったら取り返しの付かない惨事が始まるのか議論をしてきました。過去20年間、100カ国以上の国が、温暖化の上昇を2ºCで抑えようと合意してきました。でも、これに関して、もう実に様々な意見が飛び交っています。

私が調べたところでも、この2ºCの上限に関して、高すぎる=もっと上がってもなんとかやっていけるという意見も、反対に、低すぎる=2ºCになったらどんな大惨事になるのか甘く見ているという意見まで様々、信頼度の高い情報源が出しているのをみました。また、2ºC以下に抑えられるのかどうかについても、様々な意見を目にしました。妥当な制限をすれば可能だという意見から、いまから2ºCに抑えるのは無理という意見まであります。もうすでに、上昇する動きが始まっていて、これから数年後に二酸化炭素を出すのを完全にやめたとしても、地球はこのまま2ºCを超えて暖まり続けるというのです。

では、一体全体、どうすれば良いというのでしょうか?

今、一番大事なことは、こういった相反する意見や情報に飲み込まれてしまわないで、根本的な事実を把握することです。本当のことを言うと、誰も確実にこうなるとわかってる人などいないのですから。。。海面レベルとか、公害とか、嵐とか、氷河が溶けてかわいそうな白くまのビデオとか、細かいことはここでは議論しません。そんなことは置いておいて、まず、今、確かにわかっている3つの事実を並べてみましょう。





この3つを、シンプルにすると、残る事実は。。。


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化石燃料を燃やすと、とんでもないことになる。


なるほど、おもしろい。。。でもまだ疑ってる人もいるでしょうから、彼らをシャットアウトしないように、議論の余地を残すために文をマッサージしてあげましょう。


「もし、今と同じように、このまま化石燃料を燃やし続ければ、割と近い将来、取り返しのつかないとんでもない事になりそう。」


さて、これを心して、化石燃料のもう一つの大きな課題にうつりましょう。


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